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頭蓋顎顔面外科は頭、顔、顎の病気や変形に対する治療を行う分野です。変形の原因には生まれつきの異常、ケガによるもの、腫瘍切除によるもの、免疫の異常によるもの、加齢によるものなどがあります。
(左)深在性エリテマトーデスによる左頬部脂肪委縮
(右)自家脂肪移植術による治療後
顔面は視覚、味覚、聴覚といった感覚器の集合体であることや、栄養摂取の入り口であることなどから、生命維持に欠かせない機能を有しています。加えて、顔は感情を表現する心の窓であり、コミュニケーションツールであり、なにより形態自体が個性そのものであるといった社会的機能の面を併せ持つ重要なパーツです。
そのため、機能面の改善はもちろん美容的な面にも配慮しながら治療にあたる必要があると考えています。治療メンバーは形成外科医、矯正歯科医、耳鼻科医などからなり、患者さんに笑顔を取り戻してもらうために、本学会を通じて日々研鑽しています。
ここではわれわれが扱う代表的な病気について説明させて頂きます。