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顔面骨骨折がんめんこつこっせつ

病気の説明

顔面骨は前頭骨、眼窩、鼻骨、頬骨、頬骨弓、上顎骨、下顎骨など様々な骨からなり、骨折の症状として顔面の変形と局所の著しい疼痛がありますが、部位によって症状も様々です。

  • 前頭骨骨折:額の陥凹変形
  • 鼻骨骨折・鼻篩骨骨折:鼻出血、鼻の変形
  • 眼窩壁骨折:複視(物が二重に見える)、眼球の陥凹、上口唇、鼻翼部の痺れ
  • 頬骨骨折:頬部の平坦化、開口障害(口があきづらい)、上口唇、鼻翼部の痺れ
  • 上顎骨骨折:咬合異常(かみ合わせが合わない)、顔面の変形(顔面が平坦になったり、上下にのびたりして顔貌が大きく変化する)
  • 下顎骨骨折:咬合異常、開口障害、下口唇の痺れ

などがあります。
骨折をすると顔面の変形をきたしますが、受傷直後から骨折部は腫脹し数日間は変形が明らかでない場合があります。

病気の説明

原因

顔面に強い外力が加わることによって起こります。具体的には交通事故、暴力などです。特異な例として眼球部分に野球のボールなどが当たり眼窩骨折を生じることがあります。

診断

どのように受傷し、どのような症状があるかでおおよその見当がつきます。単純X線写真、CTスキャンにより診断を確定します。眼窩骨折の場合は眼球の動きを評価します。

治療

顔面の骨折は放置すると2週間程で骨癒合が始まり変形したまま治癒してしまいます。咬み合わせなどに障害がある場合、変形がある場合は手術で治します。
手術療法の場合は、なるべく切開をしないで、骨を元の位置(あるいは元に近い位置)に戻す方法(非観血的手術)と、骨折部位を直接露出して整復し金属プレート等で固定する方法(観血的手術)があります。
顎骨骨折がある場合には、顎間固定といって上下の歯を噛んだ状態で数日から数週間固定します。この間、口は開けられません。固定のためにアーチバー副子という金具を針金で上下の歯に装着するか、IMFスクリューというネジを上下の顎骨に打ち込みます。

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